土竜の唄

だいぶ遅くなりましたが、土竜の唄について。動員150万人突破おめでとうございます!

私も映画化に先立ちまして冒頭三巻だけ原作を読みましたが、良くこの漫画をR指定なしでコンパクトにまとめたなと。特にR指定なしにしたのは大人の策略のおかげですね(微笑み)
後半部分は原作は読んでいませんが、原作読んでいないから何が何だかわからないということもなく、ものすごくわかりやく出来ています。
また各出演者のキャラ作りもまた見事。漫画より少し円熟味が増しているものの男のかっこうよさを体現したパピヨン、得体の知れない不気味さを演じきった月原。強烈な見た目のクロケン、猫沢。紅一点身近だけどファンタジーな女子な純奈。キャストの皆さんは本当にはずれなしだったなー。
そしてこの皆さんに負けず劣らずの魅力を放ってくれたのが馬鹿だけど憎めない真面目なアツいやつ玲二。
脳男の次がこの土竜の唄って、、、、さすがだよ生田さんと感嘆せざるをえません。
もともと自分はイケパラから入った身なので、真面目にバカをやる、男ばっかり、という土竜の唄はベクトルは違いつつも、中津の時と同じようなバイブスを感じてしまったのです。き、金髪だしね。
頭にパンツ被るのも、チラシで股間を隠すのも、俺はホモじゃないのも、童貞の危機管理能力なめるなよも何か通ずるところがあるようなないような。
常々斗真はいじられて輝くとう話をしていますが、まさにそれを見抜いたクドカン様。いじった方が面白くなるなこつ、と気づいてくれたわけです。ヲタ歓喜!しかもうぬぼれと何が違うって、ちゃんとかっこいい...笑。
サダメっちはどっちかというとださキュートでしたからね。クドカンは上手くまとめたと思いますよ。完全オリジナルだと悪ふざけがすぎるきらいがありますが、原作がある土竜に関しては控えめ。皆川さんだけは面白く仕上げてましたけど。ほんととりあえず皆川だしとけって感じよね。。好きだよね。。
クドカンのどうでもいいギャグは軽くサクッといくほうが好みなんだけど、三池監督はどうも真面目に撮りがちでそこに若干の相性というか完成の違いを感じたかな。ゼブラーマン見てないけど、すごい相性がいいかというとそういうこともないかなーと見ながら思ったり。

斗真に関してはスタイリストがカッコ良くなりすぎて困るとのおべっかを言ってくれてましたが、やはり柄全てを着こなしてしまってたな。なんでそんな柄柄で似合っちゃうのか。いつもキメキメなだけに、純奈を襲いに来るところだけゆるく自分を解いてたのが印象的でした。乱れ髪の毛無駄にエロいな!童貞喪失シーンはほんと、、しょうもない(笑)それにしてもりいさたんエロいわ。

土竜の唄で一番好きなのは、杯のシーン。とさかのような玲二のスタイリング含め、びしっと決まっているのに、玲二のアホさが全面に詰まっていて、、。冒頭ほとんど裸だし、とにかくハチャメチャなこの映画が受け入れられて、本当に良かったと思います。

1年に主演映画一本、それにプラスドラマもしくは舞台というような俳優一本で表に出てこない現状に対して、コンスタントに稼げる俳優になっているのは、喜ばしい事だなぁ。勿論良い企画に恵まれている事が一番ですが、見たいと思わせる俳優になっていってる事は単純に喜ばしい。ファンも頑張るけどファンだけじゃこんな結果にはならないし、グループファンが望めるわけでもないしね。課題はドラマかな汗。
ドラマでもヒット作に恵まれると良いのですが、こればかりは巡り合わせですからね。
斗真の次回作はデビクロ。若干うまい具合に使われてる感あるし、舞台挨拶などもはなからあきらめモードですが、脇の斗真を堪能するのが今から楽しみです。

抱きしめたい

美男美女のスイーツ映画かと思いきや全然違うじゃないか!!

キラキラした恋愛ものが見たい。難病物で大泣きしたい。
こういう人が見ると肩すかしをくらう、ちょこちょこ見られる売り出し方と本編が実は合致してない映画のひとつ。
見た人はさぞ、思ったより泣けなかった。ラブシーン足りない、唐突すぎて泣けないという不満の嵐でしょう。(私もちょっと思った。。)

でもこの映画の神髄は実はそこではなく、1番の魅力は主人公が不幸な事があっても奇跡的に復活して明るく過ごす中で幸せを見つけた事。事実は小説より奇なりで、まさか死ぬなんて誰も思ってなかったから、映画に悲壮感は微塵も感じられません。これが病気ものだったら、余命1ヶ月の花嫁みたいになりそうだったけど。寒い土地で温かな幸せがあっただけ。それを表すかのように、本当に静かな映画です。劇的な演出はほとんどなし。お涙頂戴もなし。そこがかえって自分は好感をもてました。

1番好きなのはつかさが勝手に悩んで、勘違いして、嫉妬して怒ってたら雅己がウェディングの申し込みをしてきてリハビリ住宅のパンフレットまでもらって来た時のシーン。つかさはほっとして、泣いて。でも照れくさくてつっけんどんな態度を取るのだけど、それを雅己は後ろでえっえっと困るところ。女子は誰しも共感してしまうんじゃないかなぁ。。。そんな平和がなんとも微笑ましくって。普通の恋人同士でしたね、あそこは。
予告でも流れていたメリーゴーランドのシーンは、情景もあいまって、この映画随一の美しいシーン。あそこだけキラキラと輝いていますが、それもそのシーンの背景に至るまでの障がい者故の悩みもあり、実は物悲しいシーンだったとは、思いもしなかったですね。

北川景子も熱演のリハビリシーンが1番の泣き所。私は風吹ジュンさんにどうしても弱いのでそこが一番うるうるしてしまいました。あと國村隼さんの名前本のシーンにもほっこり。こういう作品は父母の関係がどうしても大切になってきますね。

ただ惜しむらくは、北川景子が綺麗すぎて、化粧がバッチリすぎて、作品と融和してない点。作品によってメイクを変えるとか、難しいんですかね…。
あと、記憶障害という点が今一映画だけ見ると伝わりづらく、どのような苦労があったか、よくわかりませんでした。記憶障害というと50回目のファーストキスくらいの障害かと思っていたけど、そこまで短期ではなかったということなのかな。

錦戸くんは不器用なドライバーを好演していたと思います。が、まだまだ子持ちには見えないんだよなぁ。子持ちの役が最近なぜか多い気がするけど。王道のラブストーリーって今まであまりなかったような気がするので、若いうちにもうちょっとやって欲しいですね。

上地くんは土竜の唄より抱きしめたいの方が素朴な良い演技で私は好みです。

網走の寒々しい景色と、ほんの小さな幸せと、悲劇と。日々の幸せを噛み締める映画でした。

そうそう、2/9に行われた大ヒット舞台挨拶に参加させていただきましたが、北川景子のキラキラっぷりに圧倒されましたよわたしゃ。まばゆい…。ちょいちょい出る関西弁が、男心をくすぐりますわ、そりゃ。女ファンもいるみたいなのが印象的でした。錦戸くんは紫?のスーツで。照れながらチョコを食べてるのが印象的でした。丸ちゃんが「これから見る!」と写メ送ってきた話は絶対しようと思ってたんだろうなぁ〜〜。良い体験でした@@

永遠の0

大ヒットも大ヒットで今年のトップ3とかになりそうな勢いの永遠の0を見てきました。

原作は未読で見ましたが、作りとしては大変オーソドックスでわかりやすく、さすが山崎監督、手堅い。と唸ってしまう。
映画だけ見ても話はわかりますし、宮部さんの魅力は伝わりますし、もっと膨大であったであろう原作をおそらく巧く構成したんだなーと感じました。ヤマトはやっぱり悪い夢だったんだね、うん、きっとそうだ。寄生獣も楽しみなんだけどなんとなく山崎監督がやるとやけにメッセージ性の強い感動作になりそうなのが、なんか不安。

おっと、話が逸れました。
映画としては宮部さんがとにかくかっこよく描かれており、なんだか絵空事のように感じてしまった。
でも、この物語の構造上、色々な人の話を組み合わせてその人物の要素が構成されているわけで、人の印象はそれぞれの人にとって様々である、ということはこの映画の中でも出ています。結局最終的にはおじいさんの事を好意的に見ていた人たちの話を組み合わせて出来上がった宮部さんは、多少美化されて出来上がったのではないか、と感じた訳です。同じ事がこの映画の論点の「彼はなぜ特攻を選んだのか」にも言えます。インタビューした全ての人は、結局「わからない」と答えます。宮部さんから直接理由を聞いた人は誰もいないのです。ただ、推し量る事しか他人には出来ない。絶望したのか、大石さんに全てを託したのか、生徒たちへの弔いなのか…。結局私たちは映画を見て考える事しか出来ないわけで、そこが面白い事は面白いのですが、少々ぼんやりとした結末にはなってしまったかな、と感じました。戦争ものってあんまり好きじゃないんですよ。ドンパチするのも、悲しくなるのも。最後に見たの多分貝になるやつだよ、ってくらいなんですが、この映画はそこまで悲嘆に傾倒することもなく見やすく仕上がっている良い映画だなーと思いましたよ。人は肉体的に死んだときに死ぬのではなく、人々に忘れられた時に死ぬのだという言葉もありますが、忘れない事、永遠に語り継いでいく事の意味でこの映画は大変上手く成立している映画だなと感じたわけです。
映画として蛇足だなと思ったのは最後のヤクザが助けてくれた話が原作にもあるのかもしれないですが、ちょっと映画の中では浮いてるというか、別にしなくても良かったんじゃないかとさえ思ってしまいました。そんな話しなくても景浦の人ととなりはわかるし。。。あと、今までの出演者が一言ずつしゃべるところ。エヴァか。そんな演出いらないなー。まぁそんなところで…CGは綺麗でしたが、ゼログラヴィティとか見ちゃうともっと出来るはず、とかとも思う。

岡田君の演技はかなり前から見ていなくて、恐らく「陰日向に咲く」くらい前なんじゃないでしょうか…。よりによってなんで陰日向なのかという話もありあまり比較対象にもならなそうですが、なんだか岡田君とっても味が出てきたなと…。いい映画に出ていい役やっているわ。優しい声が甘い甘い。α波出てるんじゃなかろうかってくらい癒されそうな声だ。目もすごいいいね。死んだ目も、悲しく見つめる目も、写真を見つめる目も。語らずともこの役の岡田君は大変雄弁でした。佇まいも素敵。勘兵衛も楽しみです!(すいません斗真が出る3月から見ます)

キーパーソンに染谷くん。原作見てなくても明らかにこいつは何か絡んできそうだぞ、感むんむんしてます。反対に遠藤くんずっと横にいるのにほとんど台詞なし。まぁ、そんな感じか!染谷君は真面目な演技するとなんか台詞回しがとても拙いわね。私は脳男のあなたが結構トラウマで、いつそんな感じになるのか怯えてましたがただの大変良い人でした。怯えてごめんよ

春馬くんはちょっと浮いてしまってたのでかわいそう、せめて映画の終わり方が更正して勉強始めるみたいな終わり方だったらまだ救われたんだけどねぇ。いいとこはおじいさんに全て明け渡してしまった。

夏八木さんはこれが遺作だという事を忘れてしまうぐらいの演技。なぜ、葬式で土下座するのか。それがわかったときに心がきゅっと締め付けられました。少し気難しい父上役をやらせたら天下一品だと感じておりました。本当にありがとうございました。どうか安らかに。

相変わらず山本學さんは山本學だ。今にも直江!って言い出しても全く違和感がない。せんせええええええ

また話が逸れました。

まぁ日本人としては見て損はない映画かなと。
どうでもいいけど2004年感を表すためになっちが表紙のマガジン?かなんかを使われたのがすごい印象的だったよ。アイドルの表紙で時代を表せるね。確かに。本当にどうでも良かった。
おわり。

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原作読むか・・(いまさら・・

4年ぶりって、オリンピックかW杯か私は

いやーソチ。盛り上がってますね。
スピードスケートが駄目だった時にはもうメダルゼロじゃん、なんて思ってましたがハーフパイプから風向きが変わってきましたね。
平野くん可愛いよ!レジェンドやっぱすごいよ。どうでも話だけど羽生君が元彼さんに顔が似すぎてて好きになれない!ごめんね!

長らく放置してました、お久しぶりです。沙汰です。
もう誰も多分読んでないかもしれませんけど!
なんかやっぱりあたい好きだわ!って思った事がありましてブログ、書きたいぜ!熱が急速にあがったので
前のようなペースではなかなか難しいかもしれませんが
細々と更新できたらなーと思っている次第です。

4年も放置してたらそら中居さん木村さん40越えるわ!
そら斗真も今年30になるわ!

4年間、何もしてなかった訳ではない訳です。
ええ、現場にはおりました。むしろ現場にしかいなかった!
gift of SMAP紺オーラス札幌行って骨折したのはもういい思い出です!
ミシマダブルとかもめだったら私はやっぱり私は蜷川かな〜
映画は細々と・・
ドラマ、ほとんど挫折。
働きながらドラマをがっちり見れてる方、尊敬します。本当に。

自分もやっぱり年取りましたし、ジャニーズのweb界隈の動向も全然わからん!
やっぱ皆さんTwitterにいるのかな。完全に浦島太郎。
また細々と地球の片隅で愛を叫びたいと思います。(古・・)
何とぞ。

PARCO THE GLOBE TOKYO PRESENT INOUE respects SHAKESPEARE 2013 "いのうえ シェイクスピア" 「鉈切り丸」

@シアターオーブ

作:青木豪
演出:いのうえひでのり
音楽:岩代太郎
出演:
森田剛成海璃子秋山菜津子渡辺いっけい
千葉哲也山内圭哉木村了須賀健太、宮地雅子/
麻実れい若村麻由美生瀬勝久 他