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永遠の0

映画

大ヒットも大ヒットで今年のトップ3とかになりそうな勢いの永遠の0を見てきました。

原作は未読で見ましたが、作りとしては大変オーソドックスでわかりやすく、さすが山崎監督、手堅い。と唸ってしまう。
映画だけ見ても話はわかりますし、宮部さんの魅力は伝わりますし、もっと膨大であったであろう原作をおそらく巧く構成したんだなーと感じました。ヤマトはやっぱり悪い夢だったんだね、うん、きっとそうだ。寄生獣も楽しみなんだけどなんとなく山崎監督がやるとやけにメッセージ性の強い感動作になりそうなのが、なんか不安。

おっと、話が逸れました。
映画としては宮部さんがとにかくかっこよく描かれており、なんだか絵空事のように感じてしまった。
でも、この物語の構造上、色々な人の話を組み合わせてその人物の要素が構成されているわけで、人の印象はそれぞれの人にとって様々である、ということはこの映画の中でも出ています。結局最終的にはおじいさんの事を好意的に見ていた人たちの話を組み合わせて出来上がった宮部さんは、多少美化されて出来上がったのではないか、と感じた訳です。同じ事がこの映画の論点の「彼はなぜ特攻を選んだのか」にも言えます。インタビューした全ての人は、結局「わからない」と答えます。宮部さんから直接理由を聞いた人は誰もいないのです。ただ、推し量る事しか他人には出来ない。絶望したのか、大石さんに全てを託したのか、生徒たちへの弔いなのか…。結局私たちは映画を見て考える事しか出来ないわけで、そこが面白い事は面白いのですが、少々ぼんやりとした結末にはなってしまったかな、と感じました。戦争ものってあんまり好きじゃないんですよ。ドンパチするのも、悲しくなるのも。最後に見たの多分貝になるやつだよ、ってくらいなんですが、この映画はそこまで悲嘆に傾倒することもなく見やすく仕上がっている良い映画だなーと思いましたよ。人は肉体的に死んだときに死ぬのではなく、人々に忘れられた時に死ぬのだという言葉もありますが、忘れない事、永遠に語り継いでいく事の意味でこの映画は大変上手く成立している映画だなと感じたわけです。
映画として蛇足だなと思ったのは最後のヤクザが助けてくれた話が原作にもあるのかもしれないですが、ちょっと映画の中では浮いてるというか、別にしなくても良かったんじゃないかとさえ思ってしまいました。そんな話しなくても景浦の人ととなりはわかるし。。。あと、今までの出演者が一言ずつしゃべるところ。エヴァか。そんな演出いらないなー。まぁそんなところで…CGは綺麗でしたが、ゼログラヴィティとか見ちゃうともっと出来るはず、とかとも思う。

岡田君の演技はかなり前から見ていなくて、恐らく「陰日向に咲く」くらい前なんじゃないでしょうか…。よりによってなんで陰日向なのかという話もありあまり比較対象にもならなそうですが、なんだか岡田君とっても味が出てきたなと…。いい映画に出ていい役やっているわ。優しい声が甘い甘い。α波出てるんじゃなかろうかってくらい癒されそうな声だ。目もすごいいいね。死んだ目も、悲しく見つめる目も、写真を見つめる目も。語らずともこの役の岡田君は大変雄弁でした。佇まいも素敵。勘兵衛も楽しみです!(すいません斗真が出る3月から見ます)

キーパーソンに染谷くん。原作見てなくても明らかにこいつは何か絡んできそうだぞ、感むんむんしてます。反対に遠藤くんずっと横にいるのにほとんど台詞なし。まぁ、そんな感じか!染谷君は真面目な演技するとなんか台詞回しがとても拙いわね。私は脳男のあなたが結構トラウマで、いつそんな感じになるのか怯えてましたがただの大変良い人でした。怯えてごめんよ

春馬くんはちょっと浮いてしまってたのでかわいそう、せめて映画の終わり方が更正して勉強始めるみたいな終わり方だったらまだ救われたんだけどねぇ。いいとこはおじいさんに全て明け渡してしまった。

夏八木さんはこれが遺作だという事を忘れてしまうぐらいの演技。なぜ、葬式で土下座するのか。それがわかったときに心がきゅっと締め付けられました。少し気難しい父上役をやらせたら天下一品だと感じておりました。本当にありがとうございました。どうか安らかに。

相変わらず山本學さんは山本學だ。今にも直江!って言い出しても全く違和感がない。せんせええええええ

また話が逸れました。

まぁ日本人としては見て損はない映画かなと。
どうでもいいけど2004年感を表すためになっちが表紙のマガジン?かなんかを使われたのがすごい印象的だったよ。アイドルの表紙で時代を表せるね。確かに。本当にどうでも良かった。
おわり。

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原作読むか・・(いまさら・・