エドモント

会場:青山円形劇場
[作]デイヴィッド・マメット[演出]長塚圭史
[出演]
八嶋智人/小泉今日子/大森博史/酒井敏也/明星真由美/中村まこと/小松和重/平岩紙

とにかく出演者が近い!八嶋さんなんかは本当に目の前で芝居をされて、思わず「やっぱ小さいなぁ」と
失礼な感想を抱いてしまったりするほどでした。サービスシーンたっぷり。
作品の内容的にはイマイチあまり好きな作品じゃなかったかな。
人は簡単なことで道を踏み外してしまう、というような話だったけど、
だとすると浅いような気がする。哲学的な台詞なんかも、なんかうわっつらって感じで。ま、狂言ぽいんだけど。
終わりに至る時の人を殺してしまったことへの懺悔のシーンなんかかなり胸クソ悪かった。
結局人を殺したことなんか後悔してないんじゃん。自分が不幸になったことが嫌なだけじゃん、と思ってしまって。
自己中心的なのが人間なのかもしれないけど。
なにも私は潔癖な事を言ってるわけではないんだ、話の描き方が嫌いなだけで。
終わり方もとても微妙で、結局白人のエゴな話なんだな、と思ってしまったしね。
でもまぁ、この舞台の良さはやはり役者の演技を間近で体験できることでしょうか。
気志團のマネージャーの明星真由美さんが良い味出してたなぁ。